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数え年と満年齢、享年と行年

本社の岡田です。
静岡にある私の実家ではGW中から以降、お茶摘みのシーズンですので、子供の頃の思い出もどこかへ行ったことより新茶の鮮やかな黄緑色の方が強くイメージされます。

実家のお茶畑の横には先祖代々のお墓があります。
30年ほど前に祖父の納骨をしたことは記憶の片隅にあります。
実家へ帰省しても仏壇には必ず手を合わせるのですが、お墓に手を合わせることはあまりしていないのが本音です。

ふと祖父の生前に「じいちゃん、今年でいくつになる?」と聞いた時に「数え(年)で90になるねぇ」と言っていたことがありました。
当時の年配の方々は数え年をまだ使っていたのを何となく覚えています。
実際には1950年を境に満年齢で表すことになったようですが、当時はまだ数え年の方がなじみ深かったのかもしれません。
この「数え年」は生まれたその日を1歳と数えて翌年の1月1日に1つ年を重ねます。つまり12月生まれの人は生まれた日に1歳、1月には2歳となります。それに対して「満年齢」では生まれた日は0歳で次の誕生日を迎えてはじめて1歳となりますね。2歳になるのはその1年後です。

他界した祖父の位牌を見ると「享年94」と記されています。
満93歳の誕生日を迎えたすぐ後でしたから「?」となった事を覚えています。そこで初めて享年は数え年で表すことを知りました。また、同じような表記に「行年」があります。
どちらも数え年で表されるのは同じですが、細かい部分で違いがあるようです。
(諸説ありますのでご参考までに)

よく「享年と行年はどちらを使うのか?」という相談をされることがあります。
基本的にはお墓やお位牌に刻まれているご先祖様の表記に合わせるのが一般的です。

葬儀やお墓に関する事ではご不明な点やお困りの事はたくさんあるかと思います。
おそらく多くの方がご経験されているかもしれません。
そんな時は一度お気軽にご相談ください。
いつでもご連絡をお待ちしております。

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2023年5月13日