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離檀料(りだんりょう)って?

秋の彼岸も終わり、やれやれと一息ついています・・・。
これから寒くなるにつれて私たちの業界はだんだん閑散期になってきます。特に今年は消費増税があるので増税後はさらなる消費の落ち込みも懸念されています。
季節も懐も寒くなっていきそうで不安に感じる今日この頃です(笑)

さてお彼岸中はお参りにたくさんの方が霊園に来園されます。来園者の中には名古屋市内からはもちろん市外からも訪れますが、その際にお墓や供養に関するご相談をたくさん受けます。
ご相談の中で今年、特に多かったご相談は「離檀料」(りだんりょう)についてです。
最近、メディアでも取り上げられていますが、この離檀料のトラブルが多いそうです。

お寺とお付き合いのない方はあまり馴染みがない言葉かもしれませんが、日本の現在のお寺は檀家(だんか)制度が主流です。
お寺があり、そのお寺を支える檀家さんと信徒さんがいるわけです。お寺によってその交わり方は若干違いますが、一般的に檀家制度とは檀信徒がお寺を支える。
お寺は檀信徒の宗教行事をおこなう。ここでいう宗教行事とは葬式をやったり法事をやったりすることをいいます。
檀信徒がお寺を支えるというのはいろんな意味があると思いますが、お布施もそのひとつです。仏教の教えでお金を納める事も業という考えもあるので一般の方はそこをあまり知っている方は少ないかもしれません。

そこを知らないと「うちのお寺は寄付ばかり要求してくる!」とか「あのお寺は何でもお金、お金だ!」と思ってしまうでしょう。ただ実際問題、それに付け込んで欲の深いお寺もあるのも事実です。

それはさておき、人口が減少している昨今、特に過疎地域では人口そのものが減っているのでお寺を支える人間自体がいないのです。それらすべて都市部に移ってしまい廃寺や休眠中のお寺も少なくありません。地方の寺院にとって離檀するというのは死活問題なのです。離れて欲しくないという気持ちもあるのかもしれませんが、「檀家を辞めるなら離檀料を払え!」という事を言ってしまうのかもしれません。
とは言え、よく耳にする離檀料は法外な金額もよく聞きます。お寺も死活問題かもしれませんが、我々からしても死活問題ですよね!?

結論を申し上げます。離檀料は払う必要はありません!ただし檀家になる(入檀)時、離檀料を払うという契約書を交わしてなければの話です。
まあ普通は檀家になる時にそんな契約書なんて結びませんよね?
つまりは法律的に離檀料は払わなくて良いのです。
もしそのような要求があれば一度、当社にご相談下さい。離檀する際もちゃんとお寺とコミュケーションを取って円満に離檀するのが望ましいですね。

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※写真はイメージです。本文の内容とは一切関係ありません。

2019年10月14日