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納骨室(カロート)内に水が・・・

今年最大級の台風が日本列島に大きな被害をもたらしました。
被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

3連休の初日ということで公共交通機関の計画運休は大きな混乱がなかったように思いました。
当初、東海地方直撃という予報であったため、名古屋市内でも台風に備えてホームセンターやスーパーなどでは品薄状態で、棚に商品が無くなっていたところもありました。
名古屋でも過去には伊勢湾台風など歴史的に大きな被害をもたらせた事例もあってか、災害に対して人一倍敏感なのかもしれません。
いずれにせよ備えておくに越した事は無いですし、台風災害は地震災害と違って予め予測できるのでその点が大きな違いですね。
(参考:伊勢湾台風 https://www.youtube.com/watch?v=ueRc0s54fD8

台風災害とはちょっとちがうのですが、先日、大雨の日に名古屋市内で屋外イベントがあり霊園内でやっておりました。もちろん墓地内なので周囲はお墓だらけです。
そこでどこからともなく「ポタっ、ポタっ」と洞窟内で鍾乳洞から水がしたたり落ちる音が聞こえたのです。最初はあまり気にしていなかったのですが、雨が強くなるとその音は徐々に大きく聞こえるようになりました。
音が聞こえたのは他所のお寺が所有する合葬墓でした。
(合葬墓とは遺骨を合同で埋葬するお墓)

中を覗いてみると納骨室(カロート)内が水浸し!つまりはお骨が水の中に浸かっていました。
納骨室(カロート)の水は周囲から入ってくるというよりは、地中の地下水位が上がって地面から湧き上がってくるという感じです。
ある程度低い土地や水が溜まりやすい場所では、施工の際に水が溜まらないように水抜き工事は必要ですね。

上記の写真は基礎工事でコンクリートを打設している写真です。各所に灰色の塩ビパイプが見えるかと思いますが、こちらが水抜きのためのパイプです。
地域によって地上式カロート、地下式カロートと違いがあります。名古屋を中心とした東海地方は地上式のカロートがほとんどなのであまりこのような施工方法は見かけないかもしれません。
地下式のカロートの地域では地面より低い地下に納骨室(カロート)を作るので水が溜まりやすいので、当然水抜きは入れるのが普通です。

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2019年10月18日