本店の伊藤です。
お彼岸が近づくと、大好きだった祖母の事を思い出します。私の家は両親が共働きだったので、小学校低学年までよく祖母の家に預けられていました。夜まで祖母の家にいる事も多く、お風呂も一緒に入ったりしていました。
今でも鮮明に覚えているのが、祖母とお墓参りへ行った時の事です。お墓があるお寺まで、祖母の家から歩いて1時間近くかかったと思うのですが、ちょっとした冒険の様で、歩くのが楽しかったのです。お墓に着いたら、持ってきたたくさんの花をたくさん並んでいる花筒へ挿して、祖母の真似をして手を合わせました。この時は、お墓参りが何なのかも理解していませんでしたが、ワクワクしながらやっていました。
帰り道の途中にある空き地に彼岸花が咲いていて、赤く大きな花がとても綺麗に思えた私は、その花を摘もうと手を伸ばしました。すると、祖母が「毒があるから、その花は触ったらダメ」と止められました。私はそれを聞いて怖い花なんだと、それ以来、彼岸花を見かけても近寄る事はありませんでした。大人になってから知ったのですが彼岸花は「摘むと死人が出る」という言い伝えがあるそうです。だから祖母は、私が花を摘まないように止めてくれたんだ…とわかり、「おばあちゃん、ありがとう」と思いました。楽しい事、怖い事の両方を体験したこのお墓参りが、今は亡き祖母との大切な思い出の一つです。
さて前置きが長くなりましたが、秋のお彼岸、秋分の日はお墓参りの日です。みなさんご存じでしたか?2013日に制定されました。じつはまだ最近のことなんですね。
参考1:ライフドット https://www.lifedot.jp/column-007/
参考2:日本石材産業協会 https://www.japan-stone.org/active/active-07.html
当社本店にも「秋分の日はお墓参りの日」というポスターが貼ってありますので、ご来店の際は気にしてみてください。
よくお墓をご購入されたお客様にも尋ねられますが、お墓参りの仕方について簡単にご説明します。
墓石はもちろん墓所の周りのお掃除をおこないます。周囲には落ち葉などの掃き掃除や雑草を取ります。墓地や霊園に備え付けのほうきなどもある場合もありますが、無ければ自宅から持参しましょう。
その後、雑巾等で墓石を水拭きします。タワシや硬いブラシなどは使わないようにしましょう。
お花やお線香をお供えして、心静かに手を合わせ、心の中でご先祖様に日頃の感謝や嬉しかったこと、楽しかったことなどをお伝えしてみましょう。
お墓参りに関しては、いずれ当ブログで詳しくご紹介させていただきます。
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