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土葬と火葬・・・お墓に埋葬する方法って、いくつかあるんです

お墓にご遺骨を埋葬するのに地域によって異なりますが、骨つぼごと納骨したり骨つぼから出して納骨したりします。
海外のドラマや映画などで棺を担いで墓地に棺ごと埋葬するシーンを見たことはないでしょうか?
あれがいわゆる土葬の光景です。ドラキュラが出てきそうなイメージを想像していただくといいかもしれません。


日本では戦前くらいまでは土葬をしておりましたが、戦後、埋葬法という法律が整備されるようになってからは感染症予防などの観点から、現在は火葬をしてから埋葬しなければなりません。
土葬を希望すればできるの?いえ、それはできません・・・いや実はできるのです。
ただしそれは土葬の許可を行政から得られればの話です。都市部ではまず許可は出ませんが、地方のごく一部の地域で土葬で埋葬する風習がある地域があります。
そこでは今でも数は少ないものの土葬があるそうです。
また皇族の陵墓は土葬ですが遺骨を埋葬するのに地域によって異なりますが、骨つぼごと納骨したり骨つぼから出して納骨したりします。

墓地には土葬と火葬の埋葬方法があるという事は理解いただけたかと思いますが、古いお墓が大きく傾いていたり、その周囲に大きな穴が開いている事がしばしばあります。
じつは土葬で埋葬された御遺体が長い年月をかけて腐敗することによってその部分が空洞となり墓石の重みで石が沈んでしまうというものです。周囲に開く大きな穴もそれが原因です。

土葬のお墓触る場合、状況によって面倒なことになる場合もあるのです。
戦前に建てられた土葬のお墓を墓じまいしたり、移転したり、お仕事で携わらさせていただく事も多々あります。
お墓に埋葬されている遺骨を他の場所に移すことを改葬(かいそう)というのですが、土葬の遺骨は土に還ってしまい骨のかたちとして残って出てくることはほぼありません。
しかし稀に骨のかたちとして出てきた場合、そのお骨を再度、火葬しないといけないのです。
火葬するのも許可を得ないといけませんし、手続きが要ります。
(火葬した遺骨を改葬する場合は、再度火葬する必要はありません)
このように土葬はいまでは行われなくなった土葬ですが、現在それらを触ろうとするといろいろと厄介なことが出てくる場合があるのです。
古い墓石を墓じまい、移転、建て直しなどをお考えの方は、一度当社にご相談してみて下さい。

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2020年6月15日