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「お線香」と「お香」の違い

長久手店の石黒です。
8月に入り名古屋市の気温も連日40度近くとなり、体力を消耗する日々です。
皆さまも熱中症にはくれぐれもお気を付け下さい。

そして8月と言えばお盆です。
お盆にご家族ご親戚お揃いでお墓参りに行かれる方は多く、それに伴い石材店である当社も花筒や風防をお買い求めのお客様や、墓石のリフォーム、お墓参り代行ご依頼のお客様で活気溢れる季節でもあります。
今回はこのお墓参りでお供えするお線香の話になりますが、以前、お客様との会話で「お線香とお香って何が違うんだろう」という話になった事があります。
私は普段から香りを楽しむためにお香を焚く事があるので気になって調べてみた所、実は原料や作り方など基本的な事は全く同じで、どちらも植物(木粉)をベースに、天然または合成の香料、糊粉などを配合し成型しているそうです。
また、お線香、お焼香、抹香、練香、香木、匂い袋、塗香など全部をひっくるめて「お香」と言うそうです。
一般的にはお線香は仏事に、お香は香りを楽しむものとして区別されていますが、好みの香りでお線香をお香として、お香をお線香として使用できます。


お線香


お香

お香は仏教伝来の頃に用いられるようになったと言われ、「日本書記」によると、淡路島に漂着した『香木』を島の人達はただの流木だと思いかまどで燃やしたところ、大変に良い香りが立ち上ったので驚いてこの香木を朝廷に献上したとの事で、これがお香のルーツと言われています。
このようにお香は古くから人々に親しまれてきました。

私たちは普段お仏壇やお墓にお線香をお供えしますが、故人が仏の世界に行くまでの間、このお線香の香りで空腹が抑えられ、無事にたどり着く事ができると言われています。
また、お線香の香りは故人のためだけでなく自分の心を清める事も出来るという意味合いもありますので、供養の行事に関わらずいつでもお供えしたいものです。
最近は様々な香りのお線香がありますので、お盆のお墓参りには故人の好きな香りを思いながらお線香を選んで墓前にお供えするのも良い供養になると思います。

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2023年8月5日