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年月を経たお墓のお掃除

本店の恩田です。
だんだん暑くなってきましたね。
今日のようなカラッとしたお天気はお墓のお掃除にもってこいです!

今日は緑区鳴海駅そばでお墓のお掃除をさせて頂きます。
6月末に納骨をする予定なのでお墓を掃除して欲しい、とご依頼を頂きました。

作業にかかる前にまず、墓地の入り口にあるお堂のご本尊に合掌。
手を合わせて「今日はお掃除で入らせて頂きます。宜しくお願い致します。」と心の中でご挨拶します。
ご依頼頂いたお墓に合掌してから、状態を確認し、早速草むしりから始めます。
この時期は雑草が増える頃ですので根っこからしっかり抜いていきます。

次は文字の中の汚れを取り除いていきます。
この作業は高圧洗浄で簡単に汚れが取れるのですが、高圧洗浄機は一切使いません。
なぜかというと、まずこちらのお墓は昭和53年に建立されています。
当時のお墓の加工はまだ手作業の工程が多かった時代です。
文字もノミで叩いて彫ることもありましたので、そういったお墓は目に見えないヒビがあり、そこへ勢いよく水を当ててしまったら石が欠けてしまう恐れがあります。
水をかけたくらいで石が欠けるの?と思われるかもしれませんが、高圧洗浄のパワーをあなどってはいけません。

文字の汚れを落としたら次は線香立ての周りのお掃除です。
線香とロウのカスをきれいに取り、花筒も洗っていきます。
最後に全体をくまなく水ふきして、長年の黒ずみ、コケを落としていきます。
そして最後に周りをチェックし、お墓にお掃除の完了の報告と感謝の気持ちを込め合掌して終了です。

お墓掃除は根気がいる作業ですが、自分が納得できるまで掃除の手が止まらないことが多いのです。
なので掃除が終わるとクタクタですが、きれいになったお墓を見てすがすがしい気持ちになります。
またお客様のお礼の言葉を頂けると本当にやって良かったなと思います。
安心して納骨式を迎えて頂けたら幸いです。

 

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2024年7月18日