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お墓と地震について

先日、長野県でとても大きな地震がありましたが被害に遭われました方々には心よりお見舞い申し上げます。
大きな地震があるとどうしても過去の大震災を思い出してしまいますし、近い将来起こりうるであろう東南海トラフ巨大地震が起こる日が近いのではないかと思ってしまいます。

大地震があると被害の大きさを示すために報道などでは墓石や灯篭などが倒壊している映像が度々流れます。
どうしても「地震被害=墓石の倒壊」のようにネガティブなイメージばかりがついてしまいますが今まで墓石の下敷きになって墓地で亡くなったという事は今までありません。

過去の震災でいくつかの倒壊した墓石を見た事がありますが、耐震対策をやってある墓石とそうでない墓石もあり、対策してある墓石でも対策が不十分であると倒壊しているなど様々です。
倒壊している墓石の多くは古いものでここ10年以内のものは倒壊数が少なく感じました。
また地域によってもお墓の大きさや重量も違いますし、耐震に対する意識や考え方も違うように感じました。

愛知県は東南海地震の想定震源域付近に位置しているので名古屋は全国的にみても意識が高いと思います。
ただ名古屋市内の石材店をみても耐震対策はさまざまですし、考え方もいろいろあるのも事実です。
ただ名古屋市内の石材店も耐震や免震とサービスを競って本格的にはじめたのはここ10年くらいのように思います。

耐震などで注意したい事がいくつかあります。
近年、墓じまいや移転などの工事が増えてきているのも事実です。
そのなかで耐震対策を頑丈なほどにやってあるのは良いのですが、解体や移転の際に作業がとても大変で難工事なってしまうケースも多々あります。
結果的に費用も高くついてしまう恐れがあります。
理想的な対策工事としては頑丈にやってあるけど、外す時は簡単に外せるというのがベストな工法です。
当社の施工は簡単に言いますと本体内部にステンレス製鉄筋が入っており、接合部にはステンレスのボルト止め、接地面には接着性のあるコーキングが基本です。
現場に応じて施工方法が変わる場合もあります。軟弱地盤の土地などではさらなる追加対策が必要な場合もあるからです。

地震対策のお話をしようとすると正直、ここには書ききれなくなってしまうほどです。
宣伝にごまかされてしまっている商品もたくさん出回っているのでそれらにも注意しなければなりませんね。
興味のある方はぜひ一度、当店にご来店下さい。

2018年6月2日