
- 名古屋市緑区 H様
石屋さんとの出会いは、偶然なのかご縁なのか・・・
私たちが若い頃に名古屋の市内から引っ越してきて新居もかまえたのは今から何十年前の事でしょうか。
主人と2人で...
私たちが若い頃に名古屋の市内から引っ越してきて新居もかまえたのは今から何十年前の事でしょうか。
主人と2人で今の地に越してきましたが、当時は我が家以外、周りに家もなく畑や雑木林だけでした。
子供達もある程度大きくなった頃の事ですが、当時はお墓ブームだったのでしょうか、墓地が不足するというので探しまわった記憶がございます。
たまたま家の近所にお寺があり、そこで墓地の分譲をしているというのを知り合いから聞いて、主人と2人で見学にいきました。
主人はそこが気に入った訳ではないと思いますが、他に良い場所もないだろうとの事で結局そこのお寺に墓地を決めました。
その後、おかげさまで私たち夫婦も病気ひとつなく元気に過ごしてきました。もう墓地を買った記憶すら頭の中にないくらいで、その存在すら忘れかけていました。
ただある日突然、こういうことはやって来るものなんですね。
主人が出かけたまま家に帰って来なかったのです。心配して警察にも届け出ましたが、その数日後、警察から電話がありました。
道路で倒れていた主人を通りがかりの人が救急車を呼んで通報してくれたそうです。でもその親切な方が誰なのか未だに分かりません。
主人は脳梗塞を起こしていて倒れていたらしく、身元も分からないまま病院で数日入院していたそうです。そのまま意識がないままの病院での生活が始まったのです。
病院の先生からは回復の見込みはないとの報告を聞いて、どうしたら良いのかと戸惑う日々でした。子供達も少し離れた所に住んでいるのでなかなか頼る事もできずにいました。
次第にt時間が経つにつれて今後の事をいろいろと考える余裕もでてきました。
その中で主人にもしもの事があった場合に備えて、葬儀の事、仏壇の事、お墓の事・・・いろいろ考えました。
ある日、若い頃に主人と一緒に決めたお寺の墓地を買ってあることを思い出しました。
地元でもよく知られている石高石材さんに、訳も分からず電話してみました。そこで担当者の方から驚きのお話を聞きました。
数年前に主人がまだ元気だった頃、石高さんにパンフレットを貰いに来店していたということです。
それを聞いてとてもびっくりしましたが、主人がくぐった石屋さんなら・・・と思い来店の約束をして話を聞く事にしました。
後日、石高石材さんに来店して、担当の営業の方が迎えてくれました。お墓の話というより主人の話がほとんどになってしまいましたが、長い時間嫌な顔ひとつしないで聞いてくれたのを今でも嬉しく思っています。
生前にお墓を用意しておくというのに少々、抵抗がありましたけど準備をしておかないと・・・という気持ちの方が大きく、お墓を決める事にしました。
2ヶ月後、お墓が完成しました。その後、主人は植物状態のまま3年経った後、他界しました。
さらに1周忌を迎え無事に納骨を済ませ、今は思い出の墓地に時々、お参りに行っています。
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