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地域によってこんなに違うお盆の発見

勅使店の相羽です。
もうすぐお盆がやってきます。
お盆は年に一度ご先祖様の霊が私達子孫の元へお帰りになり一緒に数日間過ごされるとされているのでお墓参りをするだけでなく、ご先祖様をお迎えしたりお見送りをしたりしなければなりません。
お盆にすることは地域や宗派によって風習が異なる場合があるので、一般的なお盆期間の流れという風に理解していただけたらと思います。

●8/13(迎え盆)
先祖の霊を迎える為の準備として盆棚を飾ります。
ナスやキュウリで作った精霊馬(しょうりょうま)を飾ります。
一般的にこれらは馬や牛に見立てて、これに乗ってあの世から帰ってくると言われています。
そしてお墓掃除をして火(迎え火)を焚いてご先祖様をお迎えします。

●8/14~8/15
ご先祖様の霊はお家に帰ってきているのでお仏壇にお食事をお供えします。
お食事は精進料理(肉や魚などを使わない料理)です。
またお寺様を家にお招きしてお盆の法要をしていただいたりする方もみえます。

●8/16(送り盆)
火(送り火)を焚いてご先祖様をあの世へお見送りします。

 

お盆の期間中にお墓で一族が集まりお弁当を食べたりする地域もあったり、やり方も様々です。
ご先祖様の霊が帰ってくるというのは共通で、海外のハロウィンと同じような意味合いでしょうか。

さて、私事につながってしまいますが実父はすでに他界し東三河地方にお墓があります。
母方のお墓は三河地方にあるのでお盆などお墓参りの時期になると往復100キロ越えのお墓まいりツアーが開催されます。
途中産直市場やご当地グルメを食べながら行くのも楽しみの一つになっています。
それぞれ檀家となっているお寺様の敷地内にお墓があるのですが、お盆のお墓詣りの仕方が違うのです。
父方の方は送り火、迎え火をするのに母方の方はあまりやっているところを見たことがありません。
お墓に吊るす提灯も父方の方はあまり飾っているところがないのに対し、母方の方はどのお墓にも飾ってあります。

今は豊明市に嫁いで今のお仕事をさせて頂く様になってから墓石や墓誌を建立し、その後お墓に入られる故人様の戒名を彫られる方が多いと感じました。
三河の方は建立時以外に戒名など彫る習慣があまりありません。県外の方ではもっと色々な供養のやり方もあると思います。
供養の仕方は違ってもご先祖様を思う気持ちは同じ、お墓参りをした後はとても気分が落ち着き清々しい気持ちになります。
それと同時にもっと近くにお墓があればもう少しお参りに行けるのにといつも思います。
私の後の後継者がいないのでこういうお盆など親戚や家族とおいしい物を頂きながら今後の供養について話題にしてみようと考えています。
まだまだ新型コロナが収まらない中でお盆の帰省も自粛しようと考えておられる方も多いのではと思います。
これ以上、コロナの感染が広がらないように気を引き締め、またみんなが気軽に集まれる社会になるように祈るばかりです。

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2020年7月30日